Lights
ルイスポールセンについて
1874年に創業したデンマークの照明メーカー、ルイスポールセンは、形態は機能に従う、というスカンディナヴィア・デザインの伝統にもとづく製品づくりを実践しています。製品の機能とデザインはどれも、自然の光のリズムを反映し、サポートするよう意図されています。製品のすべてのディテールが目的を持っており、デザインのすべては光に始まり、光に終わります。光として質が高く、視覚的にも美しい製品を生みだす情熱的なクラフツマンシップ。ルイスポールセンは、ポール・ヘニングセン、アーネ・ヤコブセン、ヴァーナー・パントン、オイヴィン・スロット、アルフレッド・ホーマン、佐藤オオキ、ルイーズ・キャンベルといった、才気あふれるアーキテクトやデザイナーとの密接なパートナーシップによって、住宅、建築、街並みの照明のためのグローバルなトップ・プレイヤーのひとつとして、地位を築いてきました。製品の用途はプライベートな住宅から公共建築、屋内、屋外すべての範囲に及びます。
シンプルで美しいデザインが、人々と空間に影響を与える魅力的な雰囲気を生み出します。
1958年、ヘニングセンがコペンハーゲンの Langelinie Pavillonenレストラン向けにアイコニックなPH アーティチョークをデザインした際、 固い銅製の葉を選び、内部をローズ色で仕上げました。このコンビネーションは、有機的なフォルムの他にはない温かみと、PHアーティチョークの隠れた光源から美しく反射される光を生み出しました。ヘニングセンの生誕を記念して、ルイスポールセンは、オリジナルとまったく同じ素材と仕上げのPHアーティチョークを発売します。銅/ローズバージョンはPH アーティチョークのすべてのサイズで発売され、2019年のみの販売になります。 すべてのスペシャルエディションには、PHの生誕125周年を記念したPHの署名が刻印されます。 PHアーティチョークは柔らかでグレア・フリーの照明を生み出し、その複雑なデザインと構造により、 室内に均一に広がりフィルタリングされた光を生み出します。銅/ローズエディションからの光は特に、心地良い雰囲気を生み出します。
均整の取れた彫刻的でタイムレスなフォルムは、パントン特有のデザインです。アクリル製の半球形シェードが柔かい拡散光を周囲の空間にひろげます。シェード先端とその内部のトランペット形ソケットカバー先端を結ぶ延長線上に電球のフィラメント部分がくるようデザインされており、パントンと個人的にも親しかったポール・ヘニングセンのランプデザインの影響がうかがえます。1971年発表。
ルイスポールセンのデザインチームは、ポール・ヘニングセンが手掛けた最後の街路灯で使用された、楕円形の反射板をもとにしてトルボーシリーズを開発しました。最初に発表されたのは、1982年の屋外照明シリーズ、トルボー 290です。その成功を受けて、次に屋内用ペンダントのトルボーグラスが発表されました。その後、金属製のペンダントが加わり、2019年にはよりサイズの大きい4つのモデルが登場しました。トルボー ペンダントは、眩しい光を人に直接見せることなく空間を照らす、というヘニングセンの理念どおり、大部分の光を下方に向けます。内側がマットホワイトに塗装された卵のような形のシェードは光を均等に拡散し、部分照明としても、居心地の良い雰囲気を作る間接照明としても最適です。デザインはシンプルであればあるほどフレキシブルに使える、という考えに基づいて、ルイスポールセンは最初のトルボーペンダントを開発しました。トルボーのソフトで端正なフォルムは、一列に並べても数個を集合的にアレンジにしても、また、単色でも違う色を組み合わせても、空間に美しく映えます。
オイヴィン・スロットが設計したパテラペンダントは、古典的なシャンデリアの良さを現代的に解釈したペンダントとして2015年に発売しました。 360 度に広がるソフトな光は、複雑な設計に基づくものです。パテラはさまざまな位置に配した無数のセルで構成されており、それらが発する自然な光が周囲の人々と空間を引きたて、好ましくないシャープな影を防ぎます。パテラのフォルムはどの角度から見ても美しく、フィボナッチ数列に基づくパターンが、それぞれの視点で異なる印象を与えます。 「究極の目的は、三次元の数独パズルを作り出すことでした。それは非常に数学的な試みでした。実際、わたしがこれまでデザインした照明のなかで最も複雑ものになりました。そこには詩的な要素があるように思われました。わたしは、現代のシャンデリアを作りたかったのです。人々がこのランプの周りをまわってみたり、違う角度から見てみたくなってくれれば、嬉しいです。そして、この照明から生命力を感じてくれることを願っています。」(オイヴィン・スロット) 洗練さと斬新さを併せ持つパテラは、空間に魅力を加えます。一灯を吊り下げると、空間のなかに光の焦点をつくります。1つの、あるいは3つのサイズを1列に、またはランダムな配置で並べると、星空を見上げる時に感じるマジックのような感覚を生みだします。
1958年に発表したペンダント照明の名作。電球全体を覆い隠すグレア・フリーデザイン。卓上をしっかりと照らし、テーブルを囲むひとびとの顔を柔らかく美しく照らすためには、卓上60センチの位置に吊り下げてください。2種のホワイトタイプと、6種のカラータイプ、そしてカッパータイプがあります。カラータイプは、トップシェードからボトムシェードに向かって色合いを弱めるグラデーションを持たせています。デザイン60周年を記念して発売したカッパータイプは、メインシェードと内部ミニリフレクターに銅素材(ポリッシュ仕上げ、表面無塗装、シェード内面は白色塗装)を採用しています。